建築の構造の1つである「鉄骨造」(S造)は、燃えにくく強度が高い事が特徴です。
そして、重量鉄骨造と軽量鉄骨造の2種類があり、軽量鉄骨造は、軽量形鋼と呼ばれる鋼材で家の骨組みを組み上げる工法です。
設計の自由度が高く、耐久力があり、開口部が広くとれるのが特徴となります。
重量鉄骨造は、H形鋼やL形鋼、C形鋼などの鋼材を、溶接または高力ボルトで接合してつくる工法です。
鉄骨自体がとても丈夫なので大きな空間も可能であり、軽量鉄骨造よりさらに設計の自由度が広がり、耐用年数も長くなります。
この重量鉄骨造では、2個以上の部材の接合部に熱又は圧力もしくはその両者を加え、必要があれば適当な溶加材を加えて、接合部が連続性を持つ一体化された1つの部材とする接合方法の「溶接」があります。
①溶接方法
融接、圧接、ろう接などがありますが、鉄骨構造では主に鋼材同士を高温で溶かして一体化する融接が用いられます。
その数は60種理あると言われる中、主に行われる溶接作業は「アーク溶接」と「ガス溶接」です。
アーク溶接
アーク溶接とは、アークという放電現象を使って鉄や金属を接合する溶接作業のことです。
アークで発生する熱は最高で20,000℃まで上がり、強い光が発生します。
鉄が液体になり始める温度は一般的に2,800℃~5,000℃です。
そのため、アークであれば溶接するのに十分な温度が出せます。
非常に高温となるため、分厚くて大きな鉄への施工に適しています。
ガス溶接
ガス溶接とは文字通り、ガスを使って鉄や金属を接合する溶接作業のことです。
アセチレンや水素、LPGなどのガスを燃やしたときに発生する熱を利用して、鉄や金属を溶かして接着します。
放電現象で溶接するアーク溶接よりも熱のコントロールがしやすいのが大きな特徴です。
②溶接の種類
突合せ溶接、すみ肉溶接、部分溶込み溶接などがあります。
③溶接の方法
工場では半自動溶接や自動溶接、現場では手溶接や半自動溶接が用いられます。
④溶接作業
特定の気象条件下では禁止されています。雨天時や雨上がり直後、強風時、気温が5℃以下の場合などが該当します。
溶接にも多くの基準・規則等があります。
その中で建築溶接の代表は「建築工事標準仕様書 JASS6 鉄骨工事」となります。
企業、事務所、工場、倉庫、店舗、飲食店、アパート、マンション、住宅、各種病院・歯科医院、公共建築などのデザイン・設計・監理。
耐震診断、耐震補強設計、耐力度調査、建築確認申請手続き、
特殊建築物定期報告書検査作成
山梨県甲府市
吉野聡建築設計室
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溶射屋
吉野さん
弊社の工業も鉄骨造りです。
加藤忠宏
一応はガス溶接の免許ももっていました
保険屋あい
こんにちは。
弊社の建物も鉄骨です。
殆ど断熱されていないので寒いです。
みんなニコニコ医療食のよっしー
吉野さん、こんにちは!
溶接も奥が深いですね。
うちも鉄筋鉄骨構造です。とても寒いです。