仮設工事とは、建設工事を円滑に進めるために、工事期間中のみ設置される一時的な施設や設備の工事のことです。
具体的には、足場、養生、仮設トイレ、現場事務所、電気・水道設備などが含まれます。
①足場:高所作業を安全に行うための仮設構造物。
②養生:新築部分や既存部分を保護するためのシートやカバー。
③仮設トイレ:作業員の衛生環境を確保するための仮設トイレ。
④現場事務所:作業員が休憩したり、事務作業を行うための仮設の事務所。
⑤電気・水道設備:工事現場に必要な電気や水道を供給するための仮設設備。
⑥仮囲い:現場の周囲を囲む仮設の壁。
⑦仮設道路:工事車両の通行を確保するための仮設の道路。
⑧排水設備:雨水や工事で発生する水を排水するための仮設設備。
⑨安全保安設備:現場の安全を確保するための仮設設備(例:標識、照明、消火器など)。
仮設工事の目的は、高所作業や危険作業を行う際に、作業員の安全を確保以外に、作業効率の向上、近隣への影響の軽減、工事の円滑な進行があり、工事全体の進行をスムーズ・安全に行う為にです。
いくつかある仮設工事の中で、本日のブログは近隣商業地域にある高層マンション改修工事における、仮設計画の設置場所(スペース)についてです。
甲府市内にあるとある高層マンションの用途地域は「近隣商業地域」です。
近隣商業地域とは、都市計画法で定められた用途地域の一つで、近隣の住宅地の住民が日用品の買い物をする店舗や、その他の業務の利便性を高めることを目的とした地域です。
高層マンションの周囲も空き地が少なく、建物が密集している地域です。
そんな中で、仮設工事の足場、取設トイレ、現場事務所、仮設道路、駐車場、資材置場等の設置場所(スペース)を現場代理人を含む工事関係者への説明です。
それは、そのような事を図示した「仮設計画図」を一緒にお渡ししています。
とにかく仮設計画のスペースが厳しい敷地です。
よって今回の工事では、外部足場の事もあり、自転車置場の屋根を一時撤去します。
そして、自転車を一時移動しながら、空いたスペースは、資材置場として活用します。
建築の工事をどのように行うのかを表現する設計図。
そして、その工事をどのように行うかを計画する仮設計画図。
この計画によってコストや工期にも関係するので、とても大切で重要な設計図の一つです。
明日のブログは、仮設工事の一つの外部足場の資材の運搬+組立作業をUPさせて頂きます。
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溶射屋
吉野さん
>それは、そのような事を図示した「仮設計画図」を一緒にお渡ししています。
そういう図面ってみたことないです。
きめ細かい対応だと思います。
保険屋あい
こんにちは。
本工事に入る前の仮設工事。
大切な準備段階ですね。
ご安全に。